切り土とは?

切り土とは、土地を削って高低差を解消したり、平らな土地を作ったりする工事、またはそのようにして作られた土地のことです。盛土が土を盛り上げる工事であるのに対し、切り土は土を削り取る工事になります。

なぜ切り土をするのか?

  • 道路の建設: 山間部や丘陵地など、高低差のある場所に道路を建設する場合、切り土によって道路を平らにします。
  • 鉄道の建設: 鉄道の線路を敷設するために、山を切り崩したり、丘を削ったりします。
  • 宅地の造成: 斜面にある土地を平らにして、住宅地や商業施設を建設するための基盤を作ります。

切り土の注意点

切り土は、盛土と同様に様々なリスクを伴います。

  • 斜面崩壊: 切り土によってできた斜面が不安定になり、雨水などによって崩れる可能性があります。
  • 土砂災害: 大雨などにより、切り土部分が崩壊し、土砂災害を引き起こす可能性があります。
  • 周辺環境への影響: 切り土によって、周辺の生態系や景観が損なわれる可能性があります。

切り土の種類

  • 法面: 切り土によってできた斜面のことを法面といいます。法面は、その形状や勾配によって、様々な種類に分類されます。
  • 切土: 切り土の別の言い方です。

切り土と盛土の違い

項目切り土盛土
作業土を削る土を盛り上げる
目的高低差を解消する平坦な土地を作る
リスク斜面崩壊、土砂災害地盤沈下、液状化

まとめ

切り土は、私たちの生活を支えるための重要な土木工事ですが、その一方で、様々なリスクも伴います。安全な切り土を行うためには、専門家の指導の下、適切な設計・施工を行うことが重要です。

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